12.ソプラノ(女高音)

作词:山下穗尊
作曲:山下穗尊

降り始めた通り雨が
あたしの肩を冷たく濡らす
颊を伝うその雫は
泪だと知って我に返る
挂け违えた答えが
二人の爱を变えた
过去に戾る力も
无いくせに强がりの鼓动は鸣る
あの日见つけた恋の欠片は
あたしの中でいつか消えたの?
もう二度と届かないあなたの手を
思い出す理由さえもう无いの?
降り注ぐ雨はただ优しく
こぼれ落ちてく泪をかばう
夕暮れが连れ出した雨の香り
それだけが唯一优しい…

押し杀した泪声は
弱々しくもまだ震えて
ウソなんだと笑いたいのに
最后の言叶はもう消えない
二人で话した梦
初めて系いだ手も
ただ全てがひたすら
胸の奥 现实を缔め付ける
あの日届いた恋の魔法は
あなたの中できっと消えたの
出逢ったあの顷の梦を探す
意味の无いことだって分かってる
もう少しだけそばにいたいと
あのとき何故そう言えなかったの…
遮るようにも闻こえた四文字
言わないでと愿ったのに…

步き出したあたしの步幅は
あの日よりも不确かだけれど
觉束ない靴音に耳をすます
いつかまた笑い合い逢えるかな
巡り巡る几重の时间は
それでもあたしの宝物で
何一つ色褪せぬ思い出だけ
この胸にそっとしまおう
この胸にそっとしまおう